看護師が学ぶべき糖尿病の症状と治療法

糖尿病の治療は、内科で行われることが多いです。
中には糖尿病内科など、専門的な科を設置している医療機関もあります。
看護師として糖尿病患者のケアに興味があるなら、症状について詳しく学びましょう。

糖尿病患者の大半は2型糖尿病で、生活習慣病の一種です。
慢性的に血糖値が高くなり、インスリンの分泌が悪くなるところが特徴的です。
細胞に栄養が行き渡らなくなるため、筋肉量が落ちたり、疲れやすくなったりします。
初期症状は喉の渇きや体重減少なので、そのような症状が出たら、早めに内科で診察を受けることが大事です。
自覚症状がある患者は、病気に対して不安を抱いているものなので、看護師は患者の精神的なケアにも気を配る必要があります。

糖尿病の治療法は、薬物療法・食事療法・運動療法です。
看護師は、糖尿病患者に対しアドバイスを行います。
食事療法は、糖質の過剰摂取を改めて、カロリーを低く抑えることが目的です。
主食を茶碗一膳にして、野菜中心のおかずを食べるようにアドバイスしましょう。
ジュースやお菓子など、甘い物を控えめにすることも大切です。
寒天ゼリーなど低カロリーのおやつを紹介すると、患者から喜ばれます。
また、運動療法では、こまめに体を動かすことがポイントです。
歩く時間を長くしたり、階段を使う回数を増やしたりすれば効果的です。
前向きに努力できるよう、患者を励ますことは非常に大事です。
あまり効果が出なかったとしても、やる気が出るようなポジティブな言葉でケアしましょう。

※さらに踏み込んだ情報を得たいなら・・・糖尿病と看護師の関わり方を考える